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MotoGP 2012年 CRTチーム Aprilia、BMWのエンジンを使用しての参戦か

Category: MotoGP  
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来年からのMotoGPは1000cc化が一つの大きな変更ですが
CRT(クレイミング・ルール・チーム)という制度が出来ることも大きな変更点となります。

CRTとは現在いわゆるサテライトチームに相当するであろうチームで、ファクトリー(メーカー)からエンジンを買うことで参戦します。
また、優遇策としてエンジンの使用機数やタンク容量などがファクトリーチームより有利に設定してあるため、来年のMotoGPのグリッドに並ぶマシンは大幅に増加をしそうです。

※参照:5月13日記事:MotoGP 2012年 新レギュレーション:CRTルールで参戦チーム増加の見通し

そのCRTですが、現在参戦している4メーカー以外のエンジンを用いて参戦してくるチームがありそうです。
それらのチームはApriliaやBMWのエンジンを使い、CRTとして参戦してくるようです。

その是非も含め、詳細は以下から。
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Motomatters:Aprilia Admits Interest From CRT Teams In RSV4 Engine For MotoGP

CRTのチームとして来年名乗りの挙げているチームは現在Moto2に参戦などしている、Suter, FTR, Kalexやモリワキなどだそうです。

それらのチームはMoto2同様、主にエンジン以外の車体を作り上げていますが、MotoGPのCRTチームについてはMoto2のようにワンメイクエンジンの規定はないため、どういったメーカーのエンジンを使用するかは大きなアジェンダとなります。

現在分かっている範囲のルールでは、MotoGPの1000ccのエンジンは4気筒、ボア径81mmと規定されているのみで、「プロトタイプでなければならない」、つまり市販のエンジンではダメとは規定されていません。

そこでCRTが使用するエンジンとして名前が挙がっているのがApriliaのRSV4のエンジン、BMWのS1000RRのエンジンというわけです。

この件について、ApriliaはすでにいくつかのチームからRSV4のスーパーバイク用エンジンの引き合いを受けているとのことです。
ApriliaのWSBKプログラムのチーフエンジニアのGigi Dall'Ignaは「RSV4のエンジンをMotoGPのCRTで使用するために購入したいという場合には、我々は彼らを止める術はない。無論、我々がサポートを提供することはない。ただ単なるビジネスの取引(売買)だ」とし、ファクトリー(メーカー)としてCRTに関与しない姿勢を明らかにしつつも、供給の可能性については否定をしませんでした。
その場合、CRTはマシンを購入し、それを彼ら自身でモディファイし、軽くして参戦するということです。

WS000171.jpg

MotorcycleUSA:Production Engine GP/SBK Dispute Update

BMWについても同様のようです。
BMWのモータースポーツセクションのボス, Bernhard Gobmeierは2012年のBMWのファクトリーチームとしてのMotoGPへの参戦は無いことを明言しました。
しかし、CRTにはS1000RRのエンジンを供給するとのことです。
そのケースでは、Marc VDS projectがSuterのシャシーにS1000RRのエンジンという組み合わせでの参戦が報じられています。(いずれも現在Moto2参戦チーム)

このように、チームが着々と準備を進めるなか、WSBKを運営するInfront Motor Sports(IMS)のCEO、Paolo FlamminiはCRTチームがいわゆる「市販車のエンジン」を使うことに対して懸念を示しています。

曰く、「MotoGPがどのような排気量のエンジンを選択するかは我々は口を挟むことではない。しかしまだCRTが市販エンジンを使用できるかどうかについてはまだ不透明だ。なので我々はFIMにこのことを早急に明らかにするよう求めている。」とのことです。

IMSはFIMとの契約で、独占的に市販車ベースのレースの運営ができるようになっています。
MotoGPにおいて、市販車エンジンによるレースがされることについて問われると、「契約如何に関わらず、MotoGPのようなプロトタイプマシンのレースとWSBKのような市販車ベースのレースとの線引きは明確にされるべきで、その2つがそれぞれの独自性を保つことが重要だ」とコメントしています。

CRT制度の導入や、このような市販車エンジンを使った参戦の背景にはMotoGPの興業としても生き残りの問題と、世界同時不況の影響によるファクトリーやチームのコストの低減の要求があります。

それにより、MotoGPとWSBkのキャラクターの違いが曖昧になることをなし崩し的に許していけばお互いにとって良い話にはならないと思われます。
各運営陣がうまいことマネジメントしてくれることを期待したいところです。

ちなみに、上記Motomattersの記事でも指摘されていますが、市販車エンジンがMotoGPのクオリティを満たすかどうか、という技術面の不安要素もあります。

エンジンの耐久性(WSBKにはエンジンの使用機数の制限はない)や、MotoGPのガチガチの電子制御のレベルに耐えうるものなのか、今後テストが必要となってくることでしょう。

ルールや制度が変わる際、こういった課題、いざこざはつきものですが、これらをこなし、ファクトリーチームVSCRTの対決図式など、エンターテインメントとしてのうまく見せられるかが鍵となってくるような気がします。
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テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


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