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アメリカ 2012年 バイク市場:45万台 2.6%の成長

Category: 世界のバイク事情  
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2008年から2009年のリーマン・ショックの震源地であるアメリカですが
徐々に回復への歩みを進めていると言われています。

とりわけ個人消費の回復が顕著で、住宅関連も持ち直しつつあると言われています。
一方で長引く失業率の高止まりなど、リスク要因もあり、まだ予断を許さないという状況かと思われます。

そんな環境の中、米国の二輪需要はどういう結果となったのでしょうか?

では詳細は以下から。
1.総需要台数推移

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Webbikeworld:Motorcycle Sales by Year 1992 to 2012

2012年の二輪総需要は452,386台で着地しました。
2011年の総需要は440,899台だったので、利率にして2.6%の成長となります。

ちなみに2010年から2011年はほぼゼロ成長の0.3%の成長だったことを考えれば
リーマン・ショック後、2010年に下げ止まり、2012年に回復の緒についたと言えるでしょう。

とは言え、リーマン・ショック前と比べればまだまだ低い水準にあると言えます。14年前の1998年とほぼ同じ水準というのは、やはりまだまだ少ないと言えるかもしれません。

2.カテゴリ別需要動向

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A&R:452,386 Motorcycles Sold in the USA for 2012 – Up 2.6%

カテゴリ別に見ると、需要の構造が見えてきます。
最も大きいカテゴリであるON-HIGHWAYの伸びが良くありません。
ここはハーレーが大半を占めている分野ではありますが、同時に日本メーカーのスポーツモデルの入っています。
このセグメントが伸び悩んでいるのが大きな問題のようです。

一方で伸長率の高いカテゴリはスクーター、デュアルなどです。とりわけスクーターはガソリンが未だに高いことなどでリーマン・ショック前の原油高騰より伸びているカテゴリとなります。

3.メーカー別動向

では、メーカー別の実績はどうでしょうか?

アメリカと言えば当然ハーレーなわけですが、2012年は台数アップとなりました。

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HD:Harley-Davidson delivers strong growth for fourth quarter and full year

ハーレーはアメリカでの販売台数を2011年の151,683台より台数を伸ばし、2012年は161,678台とし
成長率は6.6%という結果となりました。

シェアで言えば、35.7%と昨年の34.4%よりシェアアップとなりました。
今年創立110年の節目となりますが、リーマン・ショックから軌道修正し、順調に再度成長軌道に乗っていることが伺えます。

また、その他の欧州メーカー等も台数を伸ばしています。

Ducatiは21%の販売台数増加、同じくKTMも15%の台数アップと、2桁増と好調です。


となると、残っている日本勢が割を食っているという状況は、引き続き変わらないことになります。
上記ON-HIGHWAYのカテゴリだけ取ってみると、カテゴリ成長率が1.8%なのに対し、このカテゴリの51%を占めるハーレーが6.6%アップということになれば、必然日本メーカーは台数ダウンが予想されます。

いくつか要因はあるかと思いますが、とりわけ需要減・および円高に伴う価格競争力低下により採算性が悪化、そしてモデル投入や販促費などに多くの予算をかけられなくなったという負の連鎖があるかと思います。

最も顕著な例としては、2012年末、スズキのアメリカ販売子会社が破産法適用となりました。

Suzuki:米国子会社アメリカンスズキモーター社の四輪車販売事業からの撤退に伴う 同社の更生手続の申請について

これは4輪事業の不振により4輪事業から撤退し、2輪事業などに注力するという趣旨ですが
2輪でも起こり得ないと言えない事態であり、米国での事業継続は相当厳しいところまできていることが伺えます。


直近では円安で推移していますが、これにより米国事業の採算性が向上することとなれば、新商品の投入などのテコ入れも期待できるでしょう。

ぜひ日本メーカーにはなんとか踏ん張って、この市場でもプレゼンスを発揮していってほしいとおもいます。


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テーマ : バイク    ジャンル : 車・バイク


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