MOTOCENTRISM - MotoGPと世界のバイクニュース -

MotoGPを始めとした、世界のバイクに関するニュースを配信



スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012年 国内二輪車需要:44万台でほぼ前年並み

Category: 世界のバイク事情  
MCR000099.jpg

2月となり、ぼちぼち2012年のバイクの総需要に関するデータが出揃ってきました。
今回は日本のバイク総需要のデータが出たのでそれについて見てみようと思います。

2012年の国内二輪総需要は44万2,407台で、前年2011年から0.6%の微減で着地となりました。
この数字をどう見ればよいのか、以下でこれまでの需要の推移と、排気量別のデータと照らしあわせて見てみることにします。

では詳細は以下から。
1.日本の二輪総需要推移

MCR000100.jpg

※大きいグラフ画像は画像をクリック

出所:JAMA2013暦年(平成25暦年)自動車国内需要見通し

自工会のまとめている総需要の台数を上記グラフの通りまとめました。
見て明らかな通り、減少傾向が続き、右肩下がりで推移しています。

国内二輪総需要のピークは80年台初頭のおよそ300万台だったので、そこから7分の1の市場規模になってしまったことになり、10年前(自分がバイクに乗り始めた時期でもありますが)の81万台から比べても、およそ半分になってしまっています。

直近で見れば、やはり2008-9年の時期に大きく需要が落ちています。
この時期、排ガス規制の強化による車体価格の上昇及びモデルの廃止や、駐禁取締厳格化などに加え、リーマン・ショックが止めをさした形で需要が大きく落ち込みました。

その後は40万台をキープしていましたが、2011年に震災が起こり、移動手段を失った被災者の人たちの需要の影響もあったのでしょう、一時的に需要が高まりました。

その後の2012年は前年から0.6%の微減に留め、44万台で着地しました。

2.カテゴリ別成長率推移

では、カテゴリ(排気量)別に伸長率の推移を見てみましょう。

MCR000102.jpg

まず、原付1種(50cc)と原付2種(51cc~125cc)を見てみます。
原付1種は2012年で総需要の44万台の内、25万台と半分以上を占めているのですが
推移を見るとほぼ常に前年割れを続けてきました。
総需要を見る際、その右肩下がりの傾向の主たる要因は原付1種の減少と考えることができます。
これは前エントリでも言及しましたが、生活の足としての原付1種が軽自動車や公共交通機関に変化したこと、また少子化により生徒・学生需要が減少していることも考えられるかと思います。

原付2種については乱高下があるのですが、基本的に台数に大きな変化はありません。
乱高下は恐らく郵政など業務需要における買い替えの需要サイクルによるものかと思われます。
直近で言えば、2008年頃のガソリン価格の高騰があったため、通勤などで原付2種を求める動きがあり、2007-2008年は需要が高まりました。
その後リーマン・ショックをはさみ、2011年に大きく伸ばしていますが、この要因としてはホンダのPCXの好調が挙げられるかと思われます。

MCR000101.jpg

では、軽二輪(126~250cc)と小型二輪(251cc以上)はどうでしょうか?

歴史的に見れば、軽二輪の需要は2000年頃より高まり始めます。
これはいわゆるビックスクーターブーム、またTWのブームによるものが大きいかと思われます。
その後、ブームが去り、都市部での駐禁取締厳格化が始まったことで2000年台後半にはマイナストレンドに進みます。

しかしながら、リーマン・ショック後に息を吹き返しまた成長軌道に乗り始めます。
この要因はご存知、NINJA250、CBR250Rの影響とみて間違いないでしょう。

安価で車検もないため、維持費がかからず、本格的なライディングが気軽に楽しめるという点が若年層はもとより、40代・50代にも受けているということでしょう。
スズキもGSRを出し、また直近ではカワサキがZ250を発表するなど、今最も注目の高まるカテゴリとなっています。
事実、昨年のカテゴリ別成長率ではトップの16.5%の成長となっています。

小型二輪については、2000年台中盤の成長トレンドが有名かと思います。
いわゆる、リターンライダーの登場で、ゼファーやCBの750が売れているという記事は見たことがあるのではないでしょうか。
その後、リーマン・ショックからの回復はゆるやかに進みました。
その間、100馬力規制の撤廃等の規制緩和があった一方で、排ガス規制以後のモデルラインナップがあまり変化しなかったことや、マフラー規制等でカスタムの選択肢が少なくなり、買い替えに踏み切れないユーザーもいルのではないかと思われます。
そしてメインプレーヤーである日本メーカーが苦戦する中、ハーレー等外国勢が果敢に攻めてきたのがこの時期でした。

そして、2012年に+13.8%とプラスに転じました。
要因はこれといったものは無いのですが、とりわけホンダが2010年以来ニューモデルをコンスタントに出してきていたことや(CB1100やNCシリーズ)、カワサキのNINJA1000等、魅力的なモデルラインナップが揃いつつあったことが挙げられるかと思います。

3.2013年の需要展望

さて、ざっと見てきましたが、自工会は2013年の需要を44万6千台、対前年+0.8%と見通しています。
構成としては原付1種、小型二輪が需要ダウン、軽二輪・原付2種が需要アップを見込んでいるようです。

今後の傾向で鍵となるのはやはり軽二輪であると思います。
十分な性能を安価で提供し、年齢問わず乗れるメリットから、今後も底堅い需要が見込まれるのではないかと思います。

一方で大型バイクとしては、そこからのステップアップが容易に出来るモデルや、所有欲を満たすハイエンドモデルの整備も望まれるところです。

とりわけTMAXくらいしか話題がなく、最近元気の無い値ごろ感のある600ccミドルクラスなどが登場し、2極化ではない商品レンジが出来ればバイク市場としても活気が出るのではないかと思います。

また、個人的にはスーパースポーツの今一度の盛り上がりも期待したいところです。


関連記事

Comments

Leave a Comment

おすすめ書籍
Sponsored Link
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。