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イギリス自動車保険料の上昇の問題:むち打ち症の請求の増加

Category: 世界のバイク事情  
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From:MCE Insurance

バイクに乗る以上、万が一に備えて保険に加入することは最低限の必要条件です。

とは言え、その保険料はできる限り抑えたいというのもあります。

保険料が高ければ、バイクを所有することを躊躇してしまったり
最悪なケースでは、無保険で乗ってしまうといったモラル低下を招くことにもなります。

今回は自動車保険料が上昇する問題が生じており、その対策に取り組んでいるイギリスのケースを見てみようと思います。

詳細は以下から。
1.高まる自動車保険料

イギリスでは自動車保険料が高騰しています。

2012年1月時点の平均的な保険料は年間971ポンド(12万8千円)です。
この金額は昨年と比べて130ポンド(1万7千円)も高くなり、とりわけその直近3ヶ月前(2011年10月)と比べても50ポンド(6600円)も高くなっています。

保険料が高くなっているのは特に若年層ということです。
17歳から22歳の区分の保険料は直近3ヶ月で6%上昇し、2497ポンド(33万円)
一方で60台の保険料は5%程度の上昇で475ポンド(6万3千円)だそうです。

若者の保険料はかなり高めに設定されているという印象です。
また、一部保険会社では21歳以下の保険はそもそも引き受けないということをも起きているようです。

こうなると保険料を支払えないドライバー、ライダーが増えることとなり、社会的なリスクが高まることとなります。

参照:The Guardian:Car insurance quotes 'rise by £50 in three months'

2.高騰の原因と対策

では、なぜ保険料が高まっているのでしょうか。

原因として、「ムチ打ち症」が指摘されています。

イギリスの保険協会(The Association of British Insurance)によると、ムチ打ち症に起因する補償の請求は年間20億ポンド(2630億円)に達しており、これは平均して90ポンド(1万2千円)程保険料を引き上げる要因となっているとのことです。

問題は、イギリスの事故発生件数は16%減少し、21万件であるのに対して、ここ3年間でムチ打ち症の補償請求件数が32%も増加し、年間57万件に達しているといることです。

これについて、保険関連団体は政府に対策を要望しています。
具体的には、一定の速度以下での事故による請求の場合を無効化する措置の導入(欧州他国では導入済み)や、公正な診断のできる専門家を裁判所が派遣するなどを含んでいます。

また、AA(日本のJAFのような団体)ではGPS付きのブラックボックスの車両への取り付けによって、速度違反等の運転の挙動を測り、それによって適切な運転をしている保険者の保険料を下げる取り組みも始めたとのことです。

参照:The Guardian:UK insurers urge action to tackle 'whiplash epidemic'




ムチ打ち症の話は日本でもよく言われていることです。
事故にあったらとりあえず首が痛いと言っておけなど、よく入れ知恵されるものです。
その背景には、主観的な痛みの訴えに対し客観的な判断が難しいといった問題もあります。
イギリスのケースも、不正に補償を受け取ろうとするモラルハザードが含まれている可能性は拭いきれません。

こうした自己中心的なモラルハザードが引き金となり保険料が上昇し、本当に必要な人達に適切な補償ができなくなったり、あるいは前述の通り、無保険車が増え、その事故に対して保険による適切なケアが出来ない、といった最悪のスパイラルを招くリスクが顕在化しつつあります。

法体系や制度の整備も重要ですが、この問題はむしろドライバー、ライダーそれぞれの意識の向上も重要なのではないかと思います。

これかも皆が安心して、安全にバイクを楽しめるよう、一人ひとりが心がけたいことだと思います。



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テーマ : バイク    ジャンル : 車・バイク


Comments

むち打ちだと自分の入っている保健は金額の上限が決まっています。
昔は事故成金なんて話はよくあって取り敢えず目一杯通院しておけって言ってましたが、お陰で今は保健会社の支払いも厳しくなっています。

本当に必用な人には困った状況が多くの人の軽い気持ちで生まれてますね。

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