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不況と整備にかけるコストの関係性:安全性の低下

Category: 世界のバイク事情  
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世界的に見て、経済の状況は芳しくありません。
先進国はもとより、新興国もどうも陰りがみえ、不透明感は高まりつつあります。

経済不況となれば、当然ながら出費、消費を抑える傾向が強まります。

バイクに関して言えば、例えば新車を買うのを先延ばしにしたり、安いモデルや中古を求めたりします。

そんな中、メンテナンスコストについてはどうでしょうか?

不況によって出費を抑える傾向が強まり、必要であるべきメンテナンスを怠っているのであれば
安全性について深刻な問題となります。

今回はイギリスのタイヤの交換頻度についての調査を取り上げて考えてみます。

詳細は以下から。

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Visordown:British motorists' tyre crisis

1.タイヤ溝深さの調査

イギリスのタイヤ卸業であるMICHELDEVER TYRE SERVICESは毎週およそ1000台の車両(バイクとクルマ)についてタイヤ溝深さの調査を過去5年間継続して行なっており、サンプルの規模は毎年およそ5万台だそうです。

直近の調査によると、53%の車両が法定の1.6ミリの溝深さ以下のタイヤを装着しており、また95.8%の車両で溝深さ2ミリ以下のタイヤが観察できたとのことです。

これは過去5年間で最悪の結果だということです。
2008年の調査では、15.3%が法定以下、64.2%が2ミリ以下であったことからすれば、法定以下のタイヤを装着している割合は3.5倍程度となったことになります。

同社のディレクターは「5割以上の車両違法なレベルの摩耗をしたタイヤが装着され、特に雨の日には事故を引き起こす可能性があるという事実は目の覚めることだ」と話しています。

一方、イギリスより経済の苦境にあるスペインでは違った状況のようです。
同氏はスペインの大きなタイヤディーラーに訪れた際、取り外されたタイヤを見ても、1.6ミリ以下の溝深さのものは無かったとのことでした。
このことは意識の差が現れているのかもしれません。


2.整備不良と事故との関連

すこし古い統計ですが、日本における整備不良が要因となる交通事故について分析レポートもあります。

交通事故総合分析センター:イタルダインフォメーションNo.59特集・あなたのクルマは元気ですか?

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これによると第一当事者の事故要因の0.12%を整備不良が占めていることになります。
二輪は0.22%と大型貨物やトレーラーなど業務用途に使用する車両に次ぐ高さとなっています。

また、上述のタイヤについては、この整備不良の要因の半数以上を占めています。

MCR000092.jpg

この表で見ると、全体の1112件の内、691件がタイヤ起因となっています。
基本的に多くは雪道での夏用タイヤの使用によるスリップ事故が典型的な事故の形態と推測されます。
二輪について言えば、やはりパンクやバーストが多くを占めているようです。




当然ながら、事故の要因というのは運転者の判断ミス等の要因が大半を占めています。
とはいえ、車両が万全の状態でないことがリスクを高めることもまた事実であります。

今回のイギリスの調査では、経済的事情によってメンテナンスの不備が増えるという状況が明らかとなりってしまいました。
このことは自身の事故のリスクを高めてしまうことのみならず、社会全体のリスクでもあります。

一人ひとりが責任を持ち、メンテナンスをきちんと行うことが重要ですし、社会の仕組み自体も改善していかなければならないと思います。



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テーマ : バイク    ジャンル : 車・バイク


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