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MotoGP Yamahaのロッシ契約の事情と2013年のチームの展望

Category: MotoGP  
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先週末、チェコGPが開催されたブルノ・サーキットにて、今週初めにオフィシャルテストが開催されていました。

とりわけ注目されたのは、早々と2013年マシンをテストしたロレンソではないでしょうか。

MotoGP.com;J.ロレンソ、2013年型プロトタイプをシェイクダウン

上記公式には明示されてはいませんが、今のところ「新しいシャシーについては改善点は見つけれらなかった」とのことです。

Crahs.net:Lorenzo: No improvement with 2013 chassis

ともあれ、来季に向けて一足早く準備を進めつつあるYamahaですが、来年の同ワークス・チームの話題と言えばロッシの復帰でしょう。

この、ロッシとの再契約の経緯についてと、来年のチーム体制について
チームのボスであるリン・ジャービスがチェコGP前にプレスカンファレンスで言及していました。

わかりやすく一つ一つ説明してくれているので以下にまとめてみます。

では詳細は以下から。
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Motomatters:Lin Jarvis On Rossi's Return, What It Means For Yamaha, And Managing Rossi And Lorenzo In One Team

1.なぜロッシと再契約したのか
まず、そもそもですがなぜロッシと再契約をしようとしたのか、その理由について説明しています。
ジャービスは「7年間一緒に戦った歴史があるからだ」と説明します。
続けて、「ロッシとの7年間の間に4度チャンピオン獲得し、このスポーツで一時代を築き、Yamahaの知名度向上を果たしてきた。なので、再契約の理由は再びその良い時代を築くためだ」とコメントしています。
また、ロッシとの契約解消後については、「決裂は悪い決裂ではなかったと思う。当然、別れというものには色々な事情があるが、良い関係を保ち続けていた」と再契約に過去のトラブルの影響はなかったことを示唆しました。

2.スポンサーが目的?
ロッシのバックにいる、多数の企業などのスポンサーが目当てではないかと言われていますが、彼はこれを「この業界にいるのはスポンサーを獲得することではない。Yamahaブランドを高め、バイク事業やレース活動を活性化させることにある」と否定します。
しかしながら「タイトルスポンサーを探していることは違いないが、ロッシとロレンソがいればスポンサーとしての投資を探す最高のツールとなるだろう」とスポンサー獲得に有利となったことは認めています。

3.いつから交渉を開始したのか?
彼曰く「水面下での話し合いは何度かあったが、本格的な交渉は7月に入ってからだ。そしてロッシが言うように、ラグナセカの後決断してくれた。その2週間後に公表することとなった。」とのことです。

4.先に言い出したのはどちらか?
この再契約はどちらから先にオファーがあったのか、彼は「最初のコンタクトはロッシ側からあった」とコメントしています。

5.ロッシの再契約を聞いたロレンソのリアクション
ロッシの契約について、ロレンソにはムジェロ(7月15日)戦時に伝えたそうです。
彼は「ロレンソは本音ではスピーズとチームでいたいと思っていたでしょう。というのも彼らの関係はこの2年間良好で、シーズン前半の計画ではここままの体制でいくと考えていた。
しかし結果として、ロレンソはYamahaの決断を尊重してくれた。最も、この状況の決定は我々が行うものではあるが」
とのことで、Yamahaの契約では基本的にライダーにチームメイトの拒否権はない契約となっているようです。

6.他ライダーへの影響
ロッシとの契約が、ドビチオーソ、クラッチロー、スピーズとの契約交渉に影響があったのかについて
「シーズン中に彼ら3人を評価しており、とてもポテンシャルがあると考えていた。そしてロッシとの交渉が始まる以前から、ドビチオーソとクラッチローには、スピーズにはさらなる可能性があるので(ワークスライダーとして)契約更新する気があることを伝えていた。これはおそらく5~6週ほど前のことだ。」
と説明し、本来はスピーズとの契約更新が本筋であり、7月初めには他2名に伝えてあったとのことです。
まあ、実際の話の前後については知るべくもありませんが・・・。

7.Dornaからの圧力はあったのか?
以前、Dorna(MotoGP運営会社)の社長のエスペレータは「2013年はロッシは強いマシンに乗るだろう」とコメントしたことがあります。これは普通に意図を読めば(競争力の無い)Ducati以外のバイクに乗る可能性を示唆しているとなるでしょう。
となれば、この時点でDornaが既にYamahaにロッシに強いマシンを提供するよう圧力をかけていたからこそのこの発言だとの考えも出てきます。
しかしこれについて彼は「ロッシとの再契約についてDornaと話したことは今日まで一度もない。これはロシとYamahaの話だ」と強く否定しました。


ここまでがロッシとの再契約に至る過程の説明となります。
そして更に、2013年にロッシが戻ってきた時の話もしています。


8.ロッシの今のクルーは戻るのか?
ロッシにはクルーチーフのジェレミー・バージェスを始め多くの専属クルーがいます。
移籍となれば概ね彼らを引き連れてということになりますが、今回の移籍についても「ジェレミーとそのクルーは戻ってくると考えている」とコメントしています。

9.スポンサーは各ライダー個別につくのか?
この質問については「分からない」と答えています。これまでも違った場合(FastWebがロッシにだけついていた)もあったと認めつつ、「概して言えば、2人同じスポンサーがつくだろう」とコメントしています。

10.各ライダーの処遇について
これに関しては「平等に扱う」と話しています。「それぞれのライダーには平等にサポートと関心を持ち、部品の供給も平等にする」とのことです。

11.どちらがメインライダーなのか?
これについては明確にロレンソだと言い切ります。
「我々の優先順位はシーズン初期より明確にしており、ロレンソが今年も更に以後2年間もナンバーワンライダーとなる。」
「なのでロレンソと最も早く契約した。ロレンソを巡ってはHondaとの激しい競合があったが、最大限を尽くして彼を獲得した。なので彼は我々の成果にとってキーとなる存在だ」
ということで噂でHondaのアプローチがありましたが、交渉は激しかったようです。

12.ロッシに期待すること
一方ロッシについて期待していることについて、彼は「ロッシは世界的な人気者で、Yamahaのブランドイメージ戦略に寄与してくれた。そしてそれはこれからもまたYamahani素晴らしい影響をもたらすだろう。」
「そして、思うにロッシが強いマシンに乗ることはMotoGPというスポーツにとって非常に良いことだと思う。現在MotoGPは厳しい状況にある中で、最も有名なライダーが5位や8位の成績で走っていることはなんの助けにもならない。メーカーがなんであれ、ロッシが強いマシンに乗れることは全てのライダーとチームにとって良いことだと思う」
とロッシについてはやはりむしろその人気・影響力について期待しているようです。無論、強いマシンで良い成績を残すことが前提にあるのでしょうが。

13.チーム仲について
過去のロッシとロレンソの確執について、暗に認めつつも、これからの状況は違うとコメントします。
「以前はロッシがメインライダーでロレンソは若手の有望選手だった。そしてこれが緊張の原因となった。しかし今は状況は違っている。
我々は過去の問題を明らかにし、二人のライダーがお互いの成績を邪魔するようなことをは望んでいないと明確に説明した。」
「2人の強いライダーがいるときはチームのマネジメントは決して楽ではないが、うまくやっていけると信じている」
とコメントしていますが、実際はどうなるのでしょうか。

14.ロッシの来季のパフォーマンスについて
まず、2年ぶりのYZR-M1に慣れるかどうかは「すぐに慣れるだろう」とDucatiの場合のような心配はしていないようです。
そして実際に勝てるかどうかは「個人的には、最初のシーズンで何回か優勝できると思う、チャンピオンになれるかは、分からない。誰もわからないだろう」

と何度かは勝てるだけの実力は来季にあると見越しているようです。ですがチャンピオンまではちょっとわからないといった感触なのでしょう。


最後に、いつからロッシはM1に乗るのかという問について

「バレンシア(最終戦)後だ」

と答えています。





さて、個人的な印象では、Yamahaとしてロッシの競争力はあまり心配していないように見受けられます。
既に強いロレンソを擁している余裕もあるのでしょうか、ロッシについてはチャンピオンシップのポイント以外の部分への期待の方が他のライダーに比べて大きいのではとも感じます。

また、手前味噌的な発言ではありますが、ロッシが強いマシンに乗ることはMotoGPにとって良いことだという主張にも同意せざるをえません。

ロッシ一人に担わせるのも情けないはなしではありますが、ロッシには是非活躍してもらって盛り上げてくれればと思います。
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テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


Comments

フランスGPでロッシが2位になったレースを見ていてほっとしました
ロッシマニアでないんですが彼が活躍するレースはやはり気持ちいい
M1ならあの鋭いブレーキングがまた見られるとおもうとわくわくします
欲を言えば残りシーズンでカジバのローソンのようにドカに一勝をプレゼントしてほしい
ここんところはレース内容より誰がどのチームに行くかのほうがよっぽど話題の中心でしたしねえ。
その中で特にロッシ関係の話がやっぱりメインだったわけで。
なんというかMotoGP全体としてやっぱりいまだにこの人頼りなのかなと思ってしまいました。
誰がどれだけ速いかよりロッシがどれだけ苦戦してるかのほうが注目されてるというか・・・。

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