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MotoGP 2012 第12戦 チェコGP レビュー

Category: MotoGP  
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MotoGPの第12戦が8月26日にチェコで開催されました。

このレースでは負傷による欠場が相次ぎました。

まず、現在ランキング3位だったストーナーが欠場となりました。
前回のインディアナポリス予選での転倒の右足首の骨折の治療のため、オーストラリアに帰国することとなりました。

MotoGP.com:C.ストーナー、手術のため豪州に帰国


ストーナーは「フィリップアイランドの前には戻ることができると思う。実際には手術次第。1戦でも早く戻りたい。シーズン末までには、数戦に走りたい。」と語り、残念ながらしばらくは欠場となる見通しです。

また、Ducatiのヘイデンも前回の右手の骨折の状況から欠場を決めました。

MotoGP.com:N.ヘイデン、次戦の欠場を決断

ヘイデンは次戦9月16日のミサノ戦復帰を目指して治療中とのことです。

というわけでとりわけストーナーがしばらく欠場となり、優勝争いはそろそろYamahaのロレンソと、Hondaのペドロサに絞られてきました。
そして今回、その両者が優勝をかけてトップ争いを繰り広げ、勝負は最後の最後までもつれることとなりました。

では詳細は以下から。
1.レース結果

MCR000055.jpg
From:Honda: ロードレース世界選手権

予選ではポール獲得はロレンソ、2位はクラッチローが獲得しました。クラッチローは自身最高位からのスタートとなりました。
3位にはペドロサ、その後スピーズ、ドビチオーソ、ロッシと続きました。

レース開始序盤、ロッシのマシンから白煙が上がるトラブルが発生します。
原因はオイル漏れとのことで、オイルがフットレストやペダルに飛散し、走りに影響が出てしまったようです。
また、スピーズはスタートでクラッチをオーバーヒートさせてしまい、順位を大きく落としてしまいました。

それ以外、トップ集団は概ね予選順位通り進みました
ロレンソがレースを引っ張り、2位ペドロサを引き離そうとしますが、ペドロサは終始ぴったりと後ろを付け、トップを狙い続けます。
やや遅れてクラッチローが3位につけ、その後ろは少し離れてドビチオーソが追いかけていました。

ロッシはその後ろ5番手にいましたが、オイル漏れの影響とリアタイヤのグリップ低下で中盤までにブラドルとバウティスタにパスされてしまいました。

トップで動きがあったのは中盤、半分を過ぎた残り10週でした
ペドロサがついにロレンソをパスし、トップに踊り出ます。
そこからロレンソも離されず、ペドロサの後ろに張り付き、膠着状態が最終ラップまで続きました。

そしてバトルがあったのは最終ラップでした。

MCR000056.jpg

7コーナー進入でペドロサのラインよりアウト側から進入し、そこから回り込み立ち上がりの際にインを差し、トップが入れ替わりました。トップの写真がその場面の写真ですが、かなりアグレッシブな執念のライディングをロレンソが見せてくれました。

しかし優勝を獲得するにはこれだけでは十分ではありませんでした。
最終セクションとなる、13,14コーナー進入でペドロサがインに入ります。
ロレンソはそれに張りあうようにブレーキをリリースし追いつき、ほぼ両者並んで13コーナに入って行きました。

ロレンソは次の14コーナーで切り返すのでそこで再びインを取る算段だったのかもしれません
しかしブレーキをリリースしすぎたのか、13コーナーはアウトギリギリまではらんでしまいます。
一方のペドロサはラインをキープし続け、14コーナーでは十分な加速ができなかったロレンソを封じることができました。

結果最終コーナーまでもつれた勝負はペドロサが制し、2連勝となりました。

3位はクラッチローが獲得し、自身初、またイギリス人ライダーとしても2000年のマクウィリアムス以来の表彰台となりました。

4位に以降はドビチオーソ、ブラドル、バウティスタと続き、ロッシは7位でフィニッシュしました。

MCR000057.jpg
From:Yamaha:Rd.12 08/26 チェコ

2.ライダーコメント

以下主要なライダーのコメント抜粋です。

1位:ペドロサ
「最終ラップは難しかったです。ホルヘ(ロレンソ)は中盤セクションでとても速かったですし、彼が近くにいるのはエンジンの音で知っていました。差はありませんでしたし、絶対に彼はパスしてくるだろうと思っていました。
実際に、あの左コーナーではいつもより少しはらんだのですが、すぐに彼が入ってきました。残り半周でしたし、少しナーバスになりました。
でもコースの終盤は僕が強かったですし、上り坂で最高の走りをしたら、その先の最終コーナーでは彼の隣に並ぶことができました。
そして、コーナーでサイド・バイ・サイドになり、僕は自分のラインを保つことができて優勝することができました。」

2位:ロレンソ
「戦略的にレースを展開し、途中で何度かペースをゆるめてリラックスしたり、落ち着いて呼吸したりしながら様子を見た。
ダニのほうも同様で、非常に冷静に、最後の勝負のために準備をしていたんだ。ダニがプッシュし始めると、僕のほうもついて行くためにリスクをおかすことになり、ついには彼をパスしなければならなくなった。
勝利が目前に近づいていたので、やるしかなかったんだ。こうした戦いのなかで、今日はダニのほうが賢明だったし勇敢だった。」

3位:クラッチロー
「ついにモトGPで表彰台に上ることができた。今回はすべてが完璧。なぜならモンスター・ヤマハ・テック3チームと契約を更新し、そのあと自己最高の予選ポジション獲得、そして今日は表彰台でウイークを締めくくることができた」
「でもレースは簡単ではなかったんだ。ほとんどずっと単独走行になってしまったので、真の集中力が問われることになった。」
「アドバンテージをキープすることは比較的、楽にできたけれど、彼が常にチャンスを窺っているのがわかっていたので、少しのミスも許されない状況だったんだ。」

7位:ロッシ
「スタートは良く、序盤のラップも悪くはなかったが、スタート直後からオイル漏れが発生していた。フットレストやブレーキペダル、シフトペダルまでオイルが飛んでしまい、かなり足が滑ってライディングに影響が出た。」
「数周ラップしただけでリアがスライドし始めたために、若干ペースを落とさざるを得なくなった。オイル漏れよりも、こちらの方が問題だったと思う。」

DNF:スピーズ
「スタートでクラッチをオーバーヒートさせてしまったため、戦いは実際、第1コーナーに入る前に終わっていた。これは誰のミスでもない。データをチェックすると僕のスタートはいつもとまったく同じだったし、クラッチをチェックしても、おかしなところはまったくなかった。ただオーバーヒートを起こし、それをクールダウンさせて100%の状態まで戻すのに2ラップを費やしたということ。その間に戦いは終わったんだ。」

ロレンソとペドロサは見ているだけだと抜き抜かれがなかったわけですが、実際には水面下で駆け引きが行われていたことがうかがい知れます。

コメントソース:
Honda: ロードレース世界選手権
Yamaha:Rd.12 08/26 チェコ
Ducati:MotoGP ニュース

3.年間ランキング

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From:Honda: ロードレース世界選手権

今回のペドロサの優勝でロレンソとペドロサの差は5ポイント縮まり、差は13ポイントとなりました。
3位につけているストーナーはしばらくの欠場が予想され、おそらく今後はドビチオーソとクラッチローの3位争いになるのではないかと思われます。

また、あまり脚光は浴びませんが、常に中位の成績をコンスタントに獲得し、現在6位のブラドルも初年度ということからも十分すぎる成績ではないかと思います。
ロッシはブラドルに5ポイントビハインドの8位につけており、昨年の最終リザルトである139ポイント7位を超えられるのか、Ducati最後の年の総括が問われる時期となっています。




さて、今回のレース、見所はやはり最終ラップのトップ争いだったと言えます。
ペドロサはあまり競ったバトルは得意でない印象をなんとなく持っていましたが、今回は強いレース展開を終始続けることができたかとおもいます。

また、チャンピオン争いという観点からもここ2戦でロレンソを封じての2連勝は流れ的にも追い風となっていることでしょう。

ペドロサが2006年にMotoGPにデビューして久しく、常に好成績と残してはいますが、未だチャンピオンを獲得したことはありません。
今年こそは、かなり可能性が高いのではと思います。
しかし近年、何らかの怪我によるトラブルをよく抱えている印象があるので、今後怪我だけには注意して戦って欲しいと思います。

さて次戦は故マルコ・シモンチェリの名を冠したサンマリノサーキットで9月16日に開催されます。
トップ争いの行方はどうなるのか、今後も見ていきたいと思います。

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テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


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