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MotoGP 2012 第8戦 ドイツGP レビュー

Category: MotoGP  
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MotoGPの第8戦が7月8日にドイツのザクセンリンクで開催されました。

天気は曇、気温は27度の中での開催となりました。

ところで、このザクセンリンクのコースはややテクニカルです。

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Bridgestone:2011年 MotoGP Rd.9 ドイツGP ここが見所


前半はタイトなコーナーが続き、後半が高速コーナーが多い作りになっています。
そして、左コーナーが10、右コーナーが3つというやや偏ったコースレイアウトになっています。
そこでタイヤは左右非対称のコンパウンドを使用し、左コーナーへの耐久性を高めています。

MotoGP.com:ブリヂストン、リアに左右非対称コンパウンド&耐熱構造スペックを投入

とりわけ顕著なのが、前半の5コーナーから10コーナーで、この区間はすべて左コーナーで回ることになります。そしてその次の高速右コーナーでは、右側のタイヤが冷えている場合は容易にスリップダウンしてしまうというシビアなコーナーとなっています。

またその後、12,13コーナーが左回りでこのあたりが勝負どころとなります。

さて、このようなコースでどういったバトルが繰り広げられたのでしょうか。

詳細は以下から。



1.レース結果

MCR000019.jpg

Honda:ドイツGP

予選はレインコンディションのなか行われました。
ポールポジションはストーナーが獲得し、続いてスピーズ、ペドロサ、クラッチロー、ロレンソと続きました。

レースがスタートすると、レプソル2台が先行し、続いてスピーズ、ロレンソのYamahaワークス勢が追いかける形となりました。

レース2週目で早くもストーナーが仕掛けます。バックストレッチに入る手前の9コーナーでインを差し、そのまま抑え続けてトップに立ちました。その後ペドロサは離されることなくストーナーに追従します。

中盤に差し掛かるとスピーズがペースを落とし始めます。
まずコーナーではらんでロレンソにパスされ、続いてドビチオーソ、クラッチローのYamahaサテライトチームの2名にも順番に抜かれてしまいました。

レースが終盤に差し掛かる19周目、すでにこの段階で3位ロレンソと上位2名の差は7秒ほどとなっていました。
テールトゥノーズでストーナーとペドロサがずっと走行していましたが、ついにペドロサが1コーナーの進入で抜き返します。

ここから残り12周はこの2名のトップ争いが膠着状態のなか静かに繰り広げられました。
ストーナーは離されることなく、後ろからパスするタイミングを探っているようでした。

そして最終ラップ、ストーナーは最終13コーナーで仕掛けるつもりだったようですが、その手前の12コーナーでスリップダウンしてしまいます。
ストーナーはこれでリタイアとなり、ペドロサが今季初優勝を獲得しました。

続いて実に14秒話されてロレンソが2位に、3位にはドビチオーソが入りました。
4位はスピーズ、ドビチオーソと争っていたクラッチローは25周目にコースアウトしてしまい、8位でフィニッシュしました。

なお、ロッシは9番手カラのスタートでしたが、後半追い上げを見せ、6位でフィニッシュしました。

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Yamaha:Rd.08 07/08 ドイツ

2.ライダーコメント

主要なライダーのコメント抜粋して紹介します。

1位:ペドロサ
「今日の優勝は本当にうれしいです。ついに達成することができました。」
「ケーシーもすばらしいレースをしていました。そして最後にプレッシャーを与えてきました。しかし、いいペースで走れていたし、最終コーナーまで戦うことになるだろうと思いました。ハードブレーキングをして、すべてのコーナーでドアを閉めて優勝しようとがんばりました。すばらしい気分です。」

2位:ロレンソ
「オランダでは25ポイントのアドバンテージがあったのに、それが突然ゼロになって、かなり落ち込んだ。ところが今日は、ケイシーの不運な転倒もあって、僕らの方に幾らかの運が舞い込んだというわけだ。」
「でも実は、今日は3位だったとしても、それなりに満足していたと思う。というのはマシンとリアタイヤの状態があまり良くなかったからね。」

3位:ドビチオーソ
「限界までプッシュすることもなかったし、これまでの経験から、とくに序盤での冷静さが終盤の戦いを左右することがわかっていたからね。安定性を最も重視していて、今日もそれがしっかりできたと思う。それによってこの好成績を獲得することができたんだ。ヤマハの最高基準と言えるロレンソに6秒差ということは、ラップタイムでは、わずかコンマ2秒の差。」

6位:ロッシ
「コンスタントなリズムで、最後まで速く走ることができた。ホンダとのギャップは大きいけど、ヤマハには近づいた。グループから逃げるリズムがないことに気づき、アタックの正しい時期を待ち、最後にほぼ全員を抜くことができた。ブラドルを抜こうとして接近したとき、ストーナーの転倒により黄旗が提示されたから、一歩引いた。」
「6位は今年のドライでのベストリザルトだから、この方向で仕事を続けよう。バイクは少し走らせるのが難しいけど、ハードブレーキができ、最後までグッドなペースで走ることができる」

Honda:ドイツGP
Yamaha:Rd.08 07/08 ドイツ
MotoGP.com:ロッシ&ヘイデンはホームレースを前にドライで6位争いを展開


3.ストーナーの転倒について

今回皆が驚いたのが残り2コーナーというところで転倒してしまたストーナーでした。
その状況について、彼は事後以下のようにコメントしています。

「とても残念です。最終コーナーでアタックするつもりでした。あんな結果になるとは思わなかったです。
マシンはよかったし、ダニを抜ける自信がありました。しかし、ファイナルラップの1コーナー入り口でミスをしてしまい、いくつかのセクションで思っていた以上にプッシュしなければいけませんでした。
でも、ダニに追いつけたし、別のところでチャンスがなければ、最終コーナーで彼をパスするつもりでした。自信はあったけれど、フロントから転んでしまいました。
コースに戻ることが許されず、ポイントを獲得することができなかったです。マシンは完ぺきでしたが、マーシャルが僕を押しのけました。再スタートできず、残念でした。」

要因としては、本人がコメントするように、ペース的に余裕がなかったことがあるようです。
これは本人のミスもあることながら、ペドロサのラップタイムにも一因がありそうです。
本レースのファステストラップは実はペドロサが最終ラップに1分22秒304を記録しています。
となると、終盤の異常なハイペースにつられたことも一因ではないでしょうか。

また、ペドロサは体重が軽いことから他のライダーと比べてタイヤの磨耗度が低いとも言われています。
さらにストーナーはオーバーテイクを試みていることからも、最終ラップテイルトゥノーズで走っていてもタイヤへの負担は違ったものだったのではないでしょうか。

ちなみにストーナーの言う、マーシャルの対応についてはどうもコースアウト時の再スタートは場所によって基準があるようです。
今回のようなダウンヒルからの直下のコーナーでは、スピードが乗っており危険なので、リスタートさせなかったということのようです。

参照:Motomatters:2012 Sachsenring MotoGP Sunday Round Up: Who Dares, Wins. Sometimes...

判断基準に関しては、きちんとライダーやチームと事前に運営側がアナウンスしておけば余計なトラブルは防げるかと思うのですが、余計な争いを回避するためにもお互い会話をして欲しいものです。

4.年間ポイントランキング

ドイツGPを終えてのランキングは以下のとおりです。

MCR000021.jpg

Honda:ドイツGP

前回バウティスタとの接触転倒でリアタイヤに追い込まれ、ストーナーに並ばれたロレンソですが
今回はストーナーがリアタイヤとなったため、ストーナーとは20ポイントの差となりました。

ストーナーは今回でペドロサにも順位を明け渡してしまい、2位のペドロサの146ポイントに6ポイント差の140ポイントとなりました。

4位はドビチオーソで今回8位に甘んじたポイントライバルのクラッチローとの差を広げました。
6位にはロッシがつけています。





終盤ペドロサにストーナーがどう仕掛けるかを楽しみに見ていましたが
こういう結果になってしまったのは若干残念な気もします。

また、今回Yamahaとしては2位をロレンソが獲得しましたが、実質の実力差は14秒差とHondaのレプソル勢に大きく離された2位となりました。

この結果については、今後の後半に向けて、Yamahaとして急務の課題となることでしょう。

ところでロッシは自身がコメントしている通り、混戦の5位争いの中、終盤にかけて順位を良いリズムで上げていくことができました。
じわじわと順位を上げてきているので、今後はクラッチロー、ドビチオーソあたりとバトルしている姿が見られればと思います。

さて、次回もまた連戦で、今週末イタリアのムジェロで第9戦が開催されます。
3連戦もラストで次回からは大陸を渡ってアメリカGPシリーズと、節目となるレースなので引き続き注目していきたいと思います。


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テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


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