MOTOCENTRISM - MotoGPと世界のバイクニュース -

MotoGPを始めとした、世界のバイクに関するニュースを配信



スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

MotoGP 2012 第7戦 オランダGP レビュー

Category: MotoGP  
MCR000001.jpg

MotoGP第7戦が6月30日にオランダのアッセンにて開催されました。
6がつ30日は土曜日だったわけですが、オランダでは伝統的に土曜日に開催されます。

その理由はというと、当時はキリスト教の教義(敬虔なカルバン派)で日曜日にレースをするのがけしからんという声が多かったからだそうです。

アッセンでレースが開催された歴史はかなり古く、WGPとしては1949年の初年度よりずっと開催されている歴史のある開催地なわけですが、土曜日開催となった背景には宗教的な理由があったようです。

ちなみに実はアッセンの観客はここ10年で半分にまで減ってしまい、他と同様に日曜開催にすべきではという議論が現在されているところです。

Motomatter:Falling Crowd Numbers Force Assen To Contemplate Major Changes

さて、というトリビアはさておいて、今回のアッセン戦はかなり波乱の展開となりました。
6台が転倒などでリタイヤし、完走したのは14台だけとなりました。

年間チャンピオンシップも中盤に入ったところで重要となるレースだったわけですが
果たして結果はどうだったのでしょうか

詳細は以下から。


1.レース結果


MCR000002.jpg

Honda:モータースポーツ

予選ポールを獲得したのはストーナーでした、続いてペドロサ、ロレンソ、ブラドルと続きました。

レース開始直後、各自が1コーナーへ差し掛かった時に波乱が起きました。
インから進入ラインをうかがっていたバウティスタが1コーナー進入直後にフロントからスリップダウンしてしまいました。
アウト側にいて巻き込まれたのは現在ポイントリーダーのロレンソでした。

MCR000003.jpg

ロレンソは慌ててマシンに駆け寄るも、エンジンブローしてしまったのか白煙を上げてしまいここでリタイヤとなりました。

MCR000004.jpg

ロレンソはかなり怒っていたようでした、バウティスタは平謝りといった感じでした。

さて、2台が早々にリタイアしてしまいましたが、レースはどんどん進行していきます。
序盤はペドロサがリードし、ストーナーが後ろに張り付く形でツートップを形成しました。
第2集団はスピーズとドビチオーソ、第3集団をロッシ、バルベラ、ヘイデン、クラッチローが形成しました。

この状況がおよそ中盤まで続くこととなります。

動きがあったのは中盤、残り10週というところでした。
後ろにぴったり張り付いて様子を見ていたストーナーがついに仕掛け、ペドロサを抜き去ります。
また、第3集団(5位から8位)でもクラッチローが前をゆく3人のDucatiライダーを次々にかわして4位まで浮上します。
また、ここでロッシが急にペースを落とし始めピットイン、リアタイヤにトラブルがあったようで、交換して再度コースに戻りました。

そして終盤、1位争いはその後ストーナーがペドロサと差を開け、5秒近い差をつけて優勝しました。2位はペドロサとレプソルが今季初のワンツーを決めました。

3位争いはYamahaの2名のバトルだったわけですが、スピーズがタイヤトラブルでペースを落とし始め最終ラップに入るところでドビチオーソが交わし、そのまま3位で表彰台獲得しました。

MCR000005.jpg

Yamaha:ロードレース世界選手権 MotoGP

2.ライダーコメント


以下主だったライダーのコメントを抜粋して紹介します。

1位:ストーナー
「今日はいいスタートを切って逃げきる作戦でした。がんばってギャップを作り、それを最後まで維持するつもりでした。」
「しかし、ダニがいいペースで走っていましたし、ダニと一緒に後続を引き離し始めたので、そのポジションをキープし、タイヤと体力を温存しようと決めました。ところが、残り10周から9周になっても、タイヤパフォーマンスがそれほど落ちず、感触もよかったので、彼をパスして引き離してみようと思いました。それがうまくいって優勝することができたのです。」

2位:ペドロサ
「序盤から引き離そうとしました。しかし、ケーシーは僕のうしろにいましたし、レース後半の戦いに向けて、力を蓄えていたのだと思います。」
「しかし、今回は戦略を間違えたかもしれません。レースの終盤は、疲れのためにマシンの切り返しが重く感じられました。そのため、残り2周で1分35秒台から1分36秒台まで落ち、徐々に後退してしまいました。」

3位:ドビチオーソ
「スタートがうまくいって、最初から最後までスピースといいバトルをすることができた。ペースもとても速くて激しく、最初に彼をパスした時にはタイヤを使い過ぎないように気をつけた。トップふたりがかなり離れてしまっていたこともあって、少しペースを落としたんだけれど、これが最後に功を奏した形。終盤になると僕のほうがずっと強く、彼はリアタイヤに何か問題を抱えているようだった。」

4位:スピーズ
「今日はマシンがとても好調だった。序盤はフロントのグリップがあまり良くなかったが、何とかそのまま走れる状態。
ドビツィオーゾを抑えて自分のペースをキープし、残り7ラップか8ラップになったところでプッシュして突き放したんだ。でもそのあとタイヤがだめになってしまった。もうどうすることもできなくて、ドビツィオーゾが僕を抜いてくれることを期待した…というのはタイヤが破裂してしまうかもしれないと思って、彼の目の前で転倒するようなことになりたくなかったんだ。」

13位:ロッシ
「「スタートが良かっただけに、今日の結果は残念でならない。上位集団に入っていたので、良い結果が得られる可能性が高かった。」
「残り11周時点でタイヤに大きなトラブルが出てしまった。あの状態ではとても走れなかったので、ガレージに戻ってソフトタイヤに交換した。」

Honda:モータースポーツ
Yamaha:ロードレース世界選手権 MotoGP
Ducati Japan:MotoGP Round 7 TTサーキット・アッセン オランダ

とりわけタイヤについてはスピーズやロッシが苦しめられていたのが見受けられました。
サプライヤーであるブリヂストンはタイヤを持ち帰り、調査しフィードバックするとのことです。

Crash.net:Bridgestone investigating Assen tyre issues


3.バウティスタの余波

MCR000006.jpg


1週目1コーナーのアクシデントについて、当事者たちのコメントを見てみます。

バウティスタ:
「スタートして、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ヤマハ)のうしろについていたのですが、ブレーキングポイントを逃し、ブレーキが遅くなりすぎてしまいました。
マシンの速度を落とそうとしましたが、フロントのグリップをなくし転倒してしまいました。とても残念でした。その時にロレンソも巻き込んでしまいました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。こういうことは決してしたくありませんでした。
彼が転倒したのは、僕のせいです。彼には深くおわびしたいです。このようなことが、もう二度と起きないことを願っています。」

ロレンソ:
「まったく運が悪かったよ。アルバロの動き方は信じられない。レースのあとで彼が謝ってきたので握手をしたけれど、僕の気持ちとしては、それだけじゃ済まないんだ。
2005年の日本GPで僕がミスをしたときには、ペナルティーを科せられた。レース主催者が言うところでは、次のザクセンリンクで彼を最後尾スタートとするということだが、それでは何の意味もないよ。
もう2度とこのようなことが起こってほしくないと思うけれど、ライダーに適切なペナルティーがないとなれば、また今日のようなクレイジーなことを続けるだろう。」

クラッチロー:
「第1コーナーのアクシデントさえなければ、僕は表彰台を目指すことができたはずだからね。実際のところ、アルバロとホルヘの接触事故を避けられたのはラッキー。でも避けるためにコースアウトし、大きく順位を下げてしまったんだ。」
「アルバロは突っ込みが速すぎたんだ。それが故意でないことはわかっているけれど、タイトな第1コーナーにハイスピードから飛び込むときには、もっと慎重にやらなければならない。」


バウティスタは次戦ドイツGPの決勝レースに最後尾のグリッドからスタートするペナルティが科せられました。

MotoGP.com:レースディレクション、バウティスタにペナルティ

ロレンソは幸い捻挫で済み、次回のドイツGPには参戦可能とのことです。
また、かなり怒り心頭でしたが、バウティスタの謝罪を受け入れ、恨みっこなしのようです。
自分も言い過ぎたと少し反省しているようです。

Twowheels:Jorge Lorenzo suffers sprained ankle ligaments following Assen crash

なんにせよ、軽傷で済んで不幸中の幸いですが、なるべく事故は避けられるよう心がけてレースをして欲しいとおもいます。

4.年間ランキング

全18戦中、第7戦までを終えたポイントランキングは以下のとおり


MCR000007.jpg

Honda:モータースポーツ

前回までで25ポイント差あったロレンソとストーナーの差が今回のロレンソリタイヤ、ストーナーの優勝で一気になくなり、再び並ぶ事となりました。
着実に表彰台に登っているペドロサは19ポイント差で3位につけます。

彼ら"Alien 3"につけるのはクラッチローとドビチオーソで、ここまで1ポイント差と僅差でチームメイトが争っています、
ロッシはその後、61ポイントで6位につけています。





今回、不幸なアクシデントがあったわけですが、ロレンソにとっては後を引く可能性もありそうです。
というのも、今回のアクシデントでエンジンがおそらく1機使用不可となってしまったことです。
これによって使用済みエンジンが2機、新品が3機の5機という状況だそうです。
残りレース、エンジン機数のマネジメントがシビアになってくる可能性があります。

Motomatter:2012 Assen MotoGP Saturday Round Up: Of Title Races, Lorenzo's Engines And Bridgestone Tires


ポイントとしては同点となったストーナーとロレンソですが、取り巻く状況としてはそれぞれ違ったものがあり、今後どのようにそれぞれが対応して戦っていくのか注目していきたいと思います。

ところで最近どうも諸々のトラブルに見まわれがちなスピーズとロッシですが、悪循環をうまく断ち切って上位でバトルをして欲しいものです。
とりわけロッシはそろそろあまり注目されなくなってきただけに、頑張ってほしいものです。


関連記事

テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


Comments

Leave a Comment

おすすめ書籍
Sponsored Link
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。