MOTOCENTRISM - MotoGPと世界のバイクニュース -

MotoGPを始めとした、世界のバイクに関するニュースを配信



スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ライディング時の目の動かし方:トレーニング方法

Category: バイク学科  
WS000271.jpg

ライディングにおいて、視覚からの情報は最も重要なものです。
教習所でも習いますが、一般的に人間の視野は静止時に200度あるものが、時速40Kmで走行中には100度にまで半減します。高速道路などで時速100Kmで走行中には40度にまで低下します。

参考:交差点予知情報:スピードと視覚

このような人間の視野の特性を前提とし、バイクのライディングの際に目線はどのように動かせば最も効果的に視覚からの情報を得ることができるのでしょうか?

ヒトの視覚の問題点と対処法、トレーニング方法について詳細を見ていくことにします。
WS000272.jpg

Motorcyclist:A Trained Eye | Code Break

1.ヒトの本能による問題

我々の視覚は生存本能に根付いており、この先起きるであろう危機を可能な限り把握しようと機能します。
一概に視野で捉えて認識・反応するまでの時間は0.35秒と言われていますが、危機を認識した際には、その0.35秒の間に、その危機に「視線固定」が行われ、今後起きうる状況を把握しようとします。

しかしこの本能的に危機を注視する「視線固定」が問題であると記事では指摘しています。
0.35秒先と言えば、時速約50キロで走行していてもおよそ4.5m先でしかありません。
このような直前の状況を把握した所で適切な対応をとる時間と物理的距離がありません。

また、そのような「視線固定」が起きることで焦点外の視野からの情報も得られなくなります。
これにより走行速度などの重要な情報を得ることができなくなると指摘しています。

2.対処法とトレーニング方法

対処法の方針は以下の2点です。
・一点を注視しないこと
・焦点外の視野情報を得ること

上記方針を基に、以下のトレーニング方法を提案しています。

(1)心臓の鼓動のような短いスパンで視線を動かし、様々な箇所に焦点を動かすようにする
(2)焦点を合わせた時、焦点外の視野が認識できるよう心がけ、認識できるまでは焦点を固定する。
(3)上記を繰り返し、自分に最適な視線を動かすスパンを把握する

このように焦点外の視覚情報も認識しながら視線を動かし続けることで、視覚から得られる情報量を最大化することができます。
ポイントは視線を速く動かすことが目的ではなく、あくまで自分が認識できるスピードで動かすことです。

タイトなコーナーが右へ左へと続くワインディングにおいては、このように一箇所に焦点を当てつつ周囲を認識するまでの時間がない場合もあります。そのような場合は、視線の移動は自然に任せつつも、視線の周辺を認識するには意識的な心がけが必要となるため、周囲を把握しようという心構えは常に保持しておくことが重要だとしています。


さて
教習所等では視線移動について教えてくれます。
一本橋では目線は遠くを見るように、スラロームなどのコーナリング時にはコーナーの先を見るように教わります。
しかしあくまでそれはマシンを思うように動かすために必要な視線のあり方であって、情報を得るためと言う観点ではありません。

コーナリングでミスをしてしまった時、ぶつかる先のガードレールを見続けてしまい、そのまま突っ込んでしまったという話は良く聞きます。

本能に抗い、視線を動かし、絶えず視野を広くもとうと心掛けることで、そういったピンチの際にも落ち着いて対応できるようになるかと思います。

事故や転倒はとっさの際の判断ミスで起こり、その判断は視覚からの情報に大きく依存しています。
また、ライン取りから、ブレーキ、アクセルのON/OFFのタイミングの判断も視野に依存しています。
可能な限り先の、そして幅広い視野情報を得られるよう、日々トレーニングしておけば事故も防げ、そしてより速く走れるようになることに寄与するかと思います。
関連記事

テーマ : バイク    ジャンル : 車・バイク


Comments

Leave a Comment

おすすめ書籍
Sponsored Link
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。