MOTOCENTRISM - MotoGPと世界のバイクニュース -

MotoGPを始めとした、世界のバイクに関するニュースを配信



スポンサーサイト

Category: スポンサー広告  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

MotoGP 第15戦 日本GP レビュー

Category: MotoGP  
WS000244.jpg

日本における二輪レースのピークは何といってもMotoGPの開催です。
その日本GPが10月2日にもてぎで開催されました。

今年は4月に開催が予定されていましたが、震災の影響により10月へと延期開催となりました。
その間も放射線の影響に対する懸念がライダー、チームにあり、開催が危ぶまれていました。

なんとか集団ボイコットなどを回避し、開催できたわけですが、一部は訪日を拒否したライダーやスタッフがいたようです。

そんな中、週末は震災チャリティーオークションを始めとした、多くのイベントが開催され、また会場には約3万4千人の観客が観戦しに来場しました。

さて、そんな紆余曲折を経て開催された日本GPですがどのような結果となったのでしょうか

詳細は以下から
1.数字で見る日本GP

WS000248.jpg

MotoGP.com:Racing numbers: Grand Prix of Japan

まずは、日本GPの各種数字について主だったものを挙げてみます。

299:オーストラリアライダーのプレミアクラスでのアラゴンGPまでの優勝回数。今回ストーナーが優勝すれば300勝目となります。

38:ストーナーのこれまでの優勝回数。これは歴代ライダーで11位にランクし、同位にはロレンソが位置しています。

33:日本GPのこれまでの開催回数。鈴鹿が19回、茂木が12回(1999年以降毎年開催)、FISCO(現富士スピードウェイ)が2回。

12:ストーナーの現在の連続表彰台記録です。これまでにこの数字を達成したことがあるのは63年の歴史の中で、ロッシ、ロレンソを含めて5人しかいません。

4:2002年からのMotoGPクラスにおける優勝回数の最も多いメーカーはDucatiの4回。Hondaが3回、Yamahaは2回。

0:もてぎを所有するHondaですが、Hondaのライダーが800ccになってからの優勝回数はゼロで、直近は2004年の玉田の優勝まで遡ります。

2.レース結果

WS000245.jpg

ポールポジションはストーナーが獲得し、ロレンソ、ドビチオーソ、ペドロサ、スピーズの順で、HondaとYamahaのワークスライダーが入れ交じる順となりました。前回エンジン使用機数のペナルティでピットスタートだったロッシは、今回は7番手からのスタートとなりました。

さて、レース運びについては波乱を極めました。
ウォームアップラップが終わり、スタートする以前より波乱がありました。

開始の際にシグナルが代わる前にドビチオーソ、シモンチェリ、クラッチローのマシンが動き、ジャンピングスタートとなってしまいました。

グリッドを見てみると、3人とも縦に並んでいるので、恐らくドビチオーソのフライングにシモンチェリ、クラッチローがつられてしまったモノと思われます。

WS000249.jpg

3台ものマシンがフライングでライドスルーのペナルティを受けるという異例のスタートとなりました。

そしてアクシデントは1周目の序盤にも潜んでいました。

スタートで飛び出したレプソルの3台にロレンソ、スピーズとともにロッシも先頭集団に加わります。
そして第3コーナーでロッシがロレンソと接触、そのまま外に振られてさらにスピーズと接触した際にブレーキをロックされ、転倒してしまいます。
同じく接触したスピーズもコースアウトし、最後尾まで順位を下げてしまいます。

WS000247.jpg

Visordown:Rossi's Motegi crash sequence

トップ集団はストーナー、ドビチオーソ、ペドロサ、ロレンソが形成し、それにシモンチェリ、バウティスタが続きました。
しかしながらドビチオーソとシモンチェリはライドスルーのペナルティで5周目にピットに入り、11番手あたりまで順位を落とします。

さらにHondaにとって悪いことは続きます。4周目にはストーナーがストレートからの90度コーナー手前のブレーキングでミスをし、グラベルへとコースアウトをしてしまい、7位まで順位を落としてしまいました。

順調に走っていたワークスを駆る4台の内3台がトップ集団から脱落するという大波乱となりました。

しかしながら、残ったペドロサは非常に良い走りをしました。ロレンソとのマッチアップとなったわけですが、終始レースをリードし続け、6周目以降ロレンソに一度も仕掛けられること無くトップを走り続け、日本GPを制しました。

2位にはそのまま堅実に走り続けたロレンソが、3位には4周目のミスから追い上げてきたストーナーが表彰台の最後のポストを獲得しました。
4位争いはそろってペナルティを受けたドビチオーソとシモンチェリのバトルが後半続き、ラスト2周でシモンチェリがドビチオーソを追い抜き、そのまま抑えこんで4位を獲得しました。

3.ライダーコメント:

ペドロサ(1位):
「優勝できて、とてもうれしいです。チームは一生懸命がんばってくれましたし、レース中のペースも悪くなかったと思います。Repsol Honda Teamにとって今回は、ツインリンクもてぎでの初優勝となりました。」
「最初の数周、ケーシーとアンドレアがとても速くてついていけず、序盤は思うようにペースを上げられませんでした。しかし、ケーシーは問題が生じてコースアウト、アンドレアもジャンプスタートでライドスルーになりました。その結果、私は首位に立つことができました。すぐ後ろにロレンソがいましたが、少しづつ引き離すことができました。」

ロレンソ(2位)
「こんな奇妙なレースになるとは思っていなかったよ。ケイシーがコースアウトして、ドビツィオーゾはペナルティーでポジションを下げた。ダニとはバトルできると思っていたけれど、彼はどんどん調子を上げて、信じられないくらいのハイレベルの走りになった。そして彼は優勝し、僕は彼についていくことができなかった。今日ここで優勝するのはほとんど不可能で、もしもチャンスがあるとしても、ほんのわずかの可能性に過ぎなかったと思う。」

ストーナー(3位)
「バックストレートに来た時、マシンが少しぐらつきました。そして大きいバンプに当たってしまい、ブレーキに問題が出てしまいました。それにより止まりきれずコースアウトしましたが、グラベルの先の壁には当たらずに済みました。その時は、これでレースは終わってしまったと思いました。今日は勝てると感じていましたし、とても残念です。ですが、他のみんなも運が悪かったりミスをしたりして、最後には表彰台に立つことができました。」

シモンチェリ(4位)
「スタートで愚かなミスをしてしまいました。赤信号が消えるのが少し遅いと思っていたら、視界の端でドヴィツィオーゾが動くのが見えて、ついクラッチミートしてしまいました。それでライドスルーペナルティーを科されました。今は、このようなミスをしている余裕はありませんし、本当に悔しいです。」

ドビチオーソ(5位)
「信じられないミスでした。自分のキャリアの中でジャンプスタートは初めてです。今日は優勝できると思っていました。それだけに残念です。信号が青になる前になぜバイクが動いたのかわかりません。」

ロッシ(リタイヤ)
「たったふたつコーナーをクリアしただけでレースが終わってしまった。今週末は進歩を実感していたうえに、マシンへの理解も深まっていたので、本当に残念だ。今朝のウォームアップでは4位だった。レースでも1分46秒台後半のタイムで走れたと思う。」
「クラッシュの原因は、ターン1で芝生に入ったロレンツォが次のコーナーで急に進路を右に変更したこと。僕はわずかに後ろにいたのだが、彼の死角に入っていたらしい。ロレンツォにヒットされた反動でスピースと接触した。その時、運悪くフロントブレーキレバーが彼に触れてしまった。いずれにしても、一連のアクシデントは典型的なレーシングアクシデントに過ぎない。今日は僕が悪いタイミングで悪い場所にいた、と言うしかないよ。」
「このところ厳しい状況が続いているが、今回はライバルと十分に戦える手応えがあった。今のドゥカティが正しい方向に向かっていると確信している」

Honda:ペドロサ今季3勝目。 ストーナー3位でタイトル獲得に大きく前進
Yamaha:ロードレース世界選手権 MotoGP
Ducati:日本グランプリ、ツインリンクもてぎ 決勝

結果として、ロッシを含めた5名がリタイヤ、3台がフライングペナルティを課されるという異常なレース展開となりました。そんな中コンスタントな走りを見せたペドロサは優勝に値する素晴らしい走りだったと言えるでしょう。

4.年間ランキング

WS000246.jpg

トップはストーナーの300ポイント、2位はロレンソの260ポイントで差は4ポイント縮まりました。
3位のドビチオーソと4位のペドロサは1ポイントしか差が無く、混戦となっております。

6位のロッシ(139pt)は5位のスピーズ(156pt)との差が更に広がり、厳しくなってきました。
シモンチェリ(119pt)はトップ集団に毎回顔を出すも、結果が安定せず、ヘイデン(123pt)の後ろの7位に甘んじています。

残り後3戦となり、次回の結果如何ではストーナーの優勝が決定するところまできました。
今回はミスをしてしまったストーナーですが、マシンの仕上がりも良く、コンスタントに上位成績を獲得し続ければ優勝は安泰と言えます。
ロレンソは可能な限り上位を狙い続けるのみ、と苦しくなってきましたが最後まで諦めずに頑張って欲しいものです。

特にYamahaのワークスチームはチームオーダーを取り入れることも辞さない構えを見せています。

参照:MCN:Yamaha ready for team orders to help Jorge Lorenzo

また、Ducatiも今回はロッシは残念な結果に終わりましたが、マシンはアルミフレームの導入や、重量配分の変更等でかなり改善しているようで、今回も予選やウォームアップで良い数字が出ており、今後の躍進が期待されます。

残すところあと3戦となってしまった2011年のシーズンですが、最後まで緊張感のあるレースを見せて欲しいと思います。












関連記事

テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


Comments

Leave a Comment

おすすめ書籍
Sponsored Link
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。