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MotoGp 2012年アップデート 6つの新チーム候補 最大グリッド数は22?

Category: MotoGP  
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2012年のMotoGPクラスについては、これまでもアップデートを追いかけていますが
6月15日に追加でプレスリリースがあり、新規参戦候補の6チームが発表されました。

さて、これらの新チームはどのような体制でMotoGPクラスに挑戦するのでしょうか
新ルールのCRT(クレイミング・ルール・チーム)で参戦のチームとファクトリーチームの実力差はどうなのでしょうか?

そして、MotoGPクラスのグリッドはどういったチーム模様となるのでしょうか

詳細は以下から
WS000188.jpg

FIM:MotoGP Class entries in 2012(PDF)

まず、コトの経緯からおさらいします。
MotoGPクラスは来年より大きくレギュレーションが変更となり、マシンの1000cc化に加え、CRT制度が導入されます。

CRTチームは言わば現在のプライベートチームのようなもので、エンジンなどをファクトリーより調達して参戦し、それらのチームはガソリン使用容量や、年間使用エンジン機数などで優遇され、ファクトリーチームとの関係で言えばあるいみ「ハンデ戦」の様相をていする事となります。

既に申し込みは締め切られ、16チームからの募集があり、来年の参戦チームリストが6月3日に発表されるはずでしたが、CRT制度の最終的な詰めが紛糾し、延期となっているという状況です。

経緯参照:
5月13日記事:MotoGP 2012年 新レギュレーション:CRTルールで参戦チーム増加の見通し
6月2日記事:MotoGP 2012年 CRTチーム Aprilia、BMWのエンジンを使用しての参戦か
6月9日記事:MotoGP 2012アップデート MotoGPクラスのレギュレーション紛糾、Moto3マシンついに公開

そして、今回、6月15日にFIMよりリリースがありました。
新規で参戦するチーム候補として、6チームが公開されました。

BY QUEROSENO RACING
FORWARD RACING
KIEFER RACING
MARC VDS RACING TEAM
PADDOCK GP RACING
SPEED MASTER

これらのチーム既にMoto2に参戦しているチームとなりました。
また、これらのチームは各チーム、ライダー1名の参戦となるようです。
そして、各チーム今後最終的な参戦プランを提供するとのことです。

では、これで来年の参戦チームが確定か、と言うわけではなく、この6チームも現在まだ最終的な承認を得たわけでも無いし、今回名前が挙がらなかった申請中のチームの参戦の可否も今後継続して検討するとのことです。

■CRTチームの体制

WS000187.jpg

Motomatters:2012 CRT Entry List Announced: Cream Of Moto2 Field To Step Up

さて、これらのチームの体制はどのようなものになるのでしょうか?
上記記事にこれら6チームが起用するライダー、エンジン、シャシーの予想が掲載されています。

TeamRiderEngineChassis
By Querosono Racing (BQR)Tito Rabat? Kawasaki ZX-10RFTR?
Forward Racing BMW S1000RR?Suter?
Kiefer RacingStefan Bradl??Kalex
Marc VDS Racing BMW S1000RR?Suter
Paddock GP RacingThomas Luthi??
Speed MasterAndrea IannoneAprilia RSV4?FTR?


ライダーに関しては、現在Moto2に参戦しているライダーがスライドする形で参戦と見込んでいるようです。
シャシーについても、現在Moto2参戦チームから提供してもらう所が多くなりそうです。

エンジンに関しては、CRTということですが、現在参戦中のHonda、Yamaha、Ducatiのものではなく。Kawasaki、BMW、Apriliaのモノを使って参戦の可能性が高いようです。これは面白くなりそうです。

現在MotoGPで参戦しているチームについても、MotGPプロトタイプエンジンではなく、市販ベースを検討しているチームもあります。LCR HondaはCBR1000RRのエンジンで参戦を画策しているようです。

A&R:LCR Honda CBR1000RR – If LCR Honda Made a Honda

また、記事では、CRTのレギュレーションが未だ決着を見ない理由として、多くのCRTチームがApriliaよりRSV4のエンジンを"リース”で使用したいと打診があったと記述しています。
CRTチームはファクトリーチームにエンジンを売却しなければならないので、リースでは都合が悪いという事なのですが、この問題が決着すれば、ApriliaエンジンのMotoGPクラスのデビューはあり得る話となりそうです。

■CRTチームの課題

CRTチームとこれまでのプライベートチームの大きな違いはエンジンをどこから調達するかです。
これまでのプライベートチーム(サテライトチーム)は専用エンジンをメーカー(ファクトリー)から調達していました。
しかしこれからのCRTチームはファクトリーチームが使用するMotoGP専用のプロトタイプエンジン以外の市販エンジンをベースとしたモノを使用するチームが出てくる可能性が高いです。
以前の記事でも書きましたが、そうなると、エンジンの耐久性や、メーカーからの供給体制など、今後検証すべき課題が残っていると言えるかもしれません。

また、上記Motomattersの記事では、電子制御デバイスについてのファクトリーチームとの格差について論じています。
記事によると、ハードウェア的には、ファクトリーチームとほぼ同様のものを使用することができる見通しはあるようですが、問題はそれを運用するに適した人材の不足だそうです。
そういった人材は現在非常に少なく、これまでもサテライトチームにファクトリーチームからエンジニアを派遣していたという経緯から、ファクトリーがそういった人材が囲っている状況のようです。
そういった事情から、記事では「CRTルール下においても、電子制御技術が決定的となる」と結論づけています。

■2012年のグリッド体制

WS000186.jpg

MCN:Six new teams approved for 2012 MotoGP series

来年のMotoGPのグリッドには上記6チームを加味しつつ、どのようなチーム、ライダーがグリッドに着くのでしょうか?

上記記事に興味深いコメントが記載されています。
記事によると、Dornaはブリジストンとの契約において2012年のタイヤ供給数は最大22台であり、2013年には24台とすると断言した、とのことです。

すると必然的に、来年のMotoGPのグリッド数(マシン、ライダー数)は最大22となることとなります。

そうなると計算が合いません。現在17のマシンが参戦しており、これに上記CRTチーム6台が加われば23台グリッドに並ぶ事となります。

このことが意味することは、CRTチームの候補6チームの全て参戦できるわけではないか、あるいは既存の17台から参戦を取りやめるケースが有るということです。

ひょっとすると、既存MotoGPチームのリストラが起こるかもしれません。

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さて、ひと通りアップデートを見てきましたが
とりあえず、レギュレーションについて決まらなければ来年について確定したことは言えなそうです。
準備のために各チーム資金集めと投資をしなければならないと思うので、レギュレーションのところでゴタゴタしてしませば折角の意欲のあるチームが時間切れで逃げていってしまうかもしれません。

大きな岐路に立つMotoGPクラスですが、これをぜひポジティブな変革としてほしいものです。
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テーマ : モータースポーツ    ジャンル : 車・バイク


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